solivachi2

konoreのブログ、話がよく飛ぶ

ferocity - written on Nov 19, 2016

 「お前がいると迷惑。お前は豚だ。盗人だ」

 そう言われるのがかなしくて、私は優しくなろうとした。

 きたなかった。9歳から何も変わってこなかった。そんな優しさは誰もいらないとわかっていながら長らえた。痛い目をみて漸く少しかしこまる。遅い。そんなに鞭が必要か。

 「お前さえいなければ・・・」 言われたときに消えてたらと綴れる手。現実のいま覚悟をしろよ。消えろと言われて、このあとどうする?

 自己肯定とかよく言ったけどもう遅い。異臭パない。肯定できるほど誰が輪郭に寄れるのか。救いの変化は速度を増して、みんな自分を撮り捨てる。啓発的な気分で「自分を否定しちゃダメ」、これじゃあ遅刻なんだよ。

 私を否定する私にGOを出そう。よろしい。通りなさい。 

(あなたはこれからも憎むでしょう。好きにしなさい。)

 それが肯定と違うんかいとほざかれても一瞥するだけ。全然肯定してないし許してないけど行かないと。このまま澱んだら見合わない。美しいものに与りたい。美は否定するはずがないよ、私のものじゃないから。美意識は遠くの誰かが渡してくれたもの。唯一平伏している。

 17歳で「愛してるのに殴るんだ」と泣いたとき、「愛してるから殴るんだよ」と言ってくれたのを一生忘れない。遅い。苛烈な感情に燃やされながら息をする。