solivachi2

konoreのブログ、話がよく飛ぶ

最近の話な。頭の中な。

 ごきげんよう。先日のMUSEMENTレコ発企画はどうもありがとうございました。リハーサル含め本番まで、まさに輝かしき日々でした。

 ご存知の通り作曲者・矢部浩志(校長)先生が主役という稀有な一日の中で、歌い手ってなにかなとか、自分の存在ってなんなのかなとか色々なことを考えました。全てはステージの上で、明け方の一番風のように感じ取れた気がします。言葉にするのは簡単ではないし、あなたから与えられるものが言葉でやってくるとは限らないよね。

 言葉だけではコミュニケーションにはならない、というのが最近一番グッときた文言なのですが、これはバリアフリー研究者の福島智さんがおっしゃっていて、ご自身が後天的に視力と聴力を失ってから、コミュニケーションの方法を模索するなかで気付いたことなんだって。

 人と対面した時に、言葉だけ点字訳されても、同じ世界に参加している感じがしない。その場の雰囲気や、身振り手振りまで伝わって初めてコミュニケーションになる。それまでは大きな壺のなかにいて、たまに誰かが蓋を開けて言葉を降らせるけれど、やがてその人は去ってまた蓋は閉じられてしまう、そんな風に感じていたと。

 私がなぜ歌をやっているかというと、大きくいえばやはり疎通のためなので、息せき切っていつもヒントを探してる。歌もただ歌ってるだけじゃなんにも伝わらなくて、その感じは自分に一番返ってくる。言葉だけが五月雨のように砕けていく。肉声なのに体感がない。

 コミュニケーションは、その場にいる人、自分の気持ち、伝えたいこと、いくつもの光源をばしゅばしゅ反射させて成立するものなのかなと思う。言葉だけじゃブースト足りぬゎい。だから歌になるんでしょう。私は花のような美人、星のようなディーバではないけれど、その全てをうつす鏡になりたいな。

 そうやってめぐりめぐった物が、手を繋いだようになるのが永遠なんですかね。アハハ。ライブが終わった後、あなたに「よくやった」って言ってもらえてうれしかったです。歌姫様たちと話したことは、ないしょです。校長先生、いつもありがとうございます。これからも頑張るのだ。